谷町だより

宇治の旧跡

2017.06.21

風光明媚な宇治には旧跡数多く、電車や徒歩で気軽に巡ることができます。

黄檗山萬福寺は、明の高僧隠元禅師が1661年に開きました。隠元禅師は福建省出身で、印刷や建築の技術のほか、西瓜・孟宗竹・隠元豆など多くの文物を日本にもたらしました。

回廊を巡らせた明様式の建築や仏像は、台湾の寺院に似たところがあります。
木魚の起源となった木パンが正午に撞かれ、同時に読経が始まります。読経は今も明音で行われ、不思議な響きがしました。


寺院内では、明伝来の普茶料理をいただきました。

 

国宝平等院は観光客で一杯でした。修繕された鳳凰堂の外観、雲中供養菩薩像の煌びやかな復元像に圧倒されました。

ミュージアムショップも充実しています。

源氏物語ミュージアムでは宇治十帖をミニシアターで。
歴史を訪ねた1日でした。