コラム

嘘を通らせないために

2017.11.15

最高権力者が親友に国の財産を流し、それを明かす告発者を脅すために、税金を使って収集したプライバシーを、傘下に与する大新聞で暴露する。

政権運営を委ねられた国民との約束である憲法というルールを破った後で、自分の行動を正当化するためにそのルール自体を変えようとする。

その国民の内心の自由を蹂躙するための法案を作り、本会議の前に委員会での決議を得るという国会法のルールに違反して成立させ、国際社会から「プライバシーの権利や表現の自由を不当に制約するおそれがある」と批判されたら逆切れし、孤立を進めていく。

日本という、かつて先進国であった国の政府のことです。

 

他方、基礎自治体である市を解体し、その財産を府に回そうとして、2年前に民意から拒絶されたにもかかわらず、その民意に反する構想を再び持ち出し、多額の税金を費消しようとする。

その目的はよく分からないが、どうやら、カジノで国民にギャンブルをさせて富を収奪し、その収奪した富を権力者周辺が吸い取るためであろう。そうでなければ、民意に反することを強行しようとする筈がない。

大阪という、かつて日本一の規模を誇った大都市のことです。

 

多くの市民・国民がこの実態を知れば、今の政府が維持される道理はない。

真相を報道せず、嘘の政府発表をまき散らすメディアの罪は大きいが、嘘は付けないとして内部告発に及ぶ官僚や、官房長官による大本営発表に事を唱える記者も現れている。

国会・府議会・市議会でまかり通っている嘘を見抜き、真実に基づいて冷静な議論ができるよう、勇気を振り絞って闘っている方々を応援していきましょう。