太陽光発電事業者が住民を提訴 ある業者が、淡路島(兵庫県)ののどかな集落の中心にある寺社のご神体の山を切り拓いて太陽光発電所を建設する計画を立て、地権者を籠絡して発電所用地の賃貸貸借契約を締結した。し …続きを読む
開幕まで残すところ3か月となった「大阪・関西万博」。今どき20世紀型の万博なんて時代遅れだし、建設費の上振れ、無駄の象徴となった木造リング、外国パビリオンの建設の遅れや撤退、「空飛ぶ車」の商業運行断念、アクセスの困難性、そしてチケット売上不振など、問題噴出で、本気でやるの?と思っていましたが、やっぱりやるんですね。
そもそも万博は一過性のイベントであり、本命はIR(カジノ)。それが維新創設時からの悲願であり、橋下徹氏・松井一郎氏と安倍・菅両元首相のラインを通じて具体化されたことは有名な話です。
しかし、カジノに外国富裕層を呼び込んで外貨を獲得するなんてそう簡単ではありません。結局はわが国の住人をギャンブル漬けにするだけの、すこぶる醜悪な「経済政策」といえます。
維新や関西財界などの推進派は、失敗しても言い訳をすればよいくらいに思っているのかもしれませんが、一度決めたらやめられないのは、無駄な公共事業も、東京オリンピック2020も、かつての無謀な戦争も同じです。そして、万博に動員されて熱中症やメタンガス爆発事故の危険にさらされる小中学校の生徒さんや先生方のこと、あるいはギャンブルで人生を棒に振る人が続出する未来を考えると、批判をやめるわけにはいきません。