問い 私はギャンブルにはまって、借金をしました。1年前にギャンブルから手を引きましたが、その後も返済のために借金をするなど、毎月の返済額は減るどころか増えるばかりです。自己破産して、借金を払わなくても …続きを読む
2024年10月18日、ふれあいセンター八尾に「憲法9条の碑」の建立を計画されている「憲法9条の碑を建てる会」の実行委員会の方々から、お話を聞きかせていただきました。
―憲法9条の碑を建てたいとお考えになったのはなぜですか
ウクライナやガザなど、世界では戦火が絶えません。残念ながら、日本でも、防衛費の倍増や軍拡など、戦争に向けた準備が進められています。
ですが、日本には戦争を放棄し、平和主義を掲げた日本国憲法があります。昨今の情勢の中で、日本が世界平和に寄与できる道は、「憲法9条」の精神を継承し、世界に広めることです。
私たち市民に何かできることはないかと考えていたところ、八尾クリニックの所長をされていた大井通正さんの呼びかけで、次の世代に「憲法9条の大切さ」、「平和の大切さ」を目に見える形にして伝えたい、広めたいという想いで、身近な場所であり、たくさんの人が集まる「ふれあいセンター八尾」に憲法9条の碑を建てることを考えました。
―憲法9条の碑を建てる取り組みは全国各地で行われていますか
憲法9条の碑を建てる取り組みは全国各地に広がっています。全国では30基を超えており、大阪では2基目です。最近では、スペインやトルコ、ジンバブエと、海外にも日本国憲法9条の大切さが伝わり、碑が建てられています。
―若い世代への承継についてどのようなことを考えていますか
戦争が終結してから約80年が経ち、戦争を体験した人、知る人が少なくなってきました。おじいちゃんやおばあちゃんから戦争の話をおしえてもらう機会もほとんどないのではないでしょうか。戦争体験は暗い話なので、なかなか面と向かっては話がしにくいし、嫌がられることもあるかと思いますが、戦争の悲惨さや平和の大切さを若い世代へ承継するための大切な機会の一つであり、なくなってはなりません。建てられた憲法9条の碑を見たり、この取り組みを知ってもらったことをきっかけに、憲法9条の話や戦争・平和の話を子どもたちや孫たちにしてもらいたいと考えています。
―その他の活動についても教えてください
碑を作るだけでなく、みなさまの憲法9条や平和についての想いを集めた文集も作る予定です。文集が完成したら、地域の祭りなどで子供たちにも配布したいと考えています。
ほかにも、憲法制定時の内閣総理大臣である幣原喜重郎(現門真市出身)の映画の上映会など、平和について考えるための取り組みもしています。
―憲法の9条の碑を建てる運動について、私たちができることはありますか
現在は、9条の碑を建てるための募金を集めています。同時に、文集に載せる原稿も集めています。ぜひ運動にご参加いただき、活動の輪・平和の輪を広げていただけたら嬉しいです。2025年の憲法記念日に除幕式をしたいと考えています。
憲法9条の碑を建てる会の皆様、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。