太陽光発電事業者が住民を提訴 ある業者が、淡路島(兵庫県)ののどかな集落の中心にある寺社のご神体の山を切り拓いて太陽光発電所を建設する計画を立て、地権者を籠絡して発電所用地の賃貸貸借契約を締結した。し …続きを読む
【原作】田中 幹夫 【文】寮 美千子 【絵】真野 正美
原作者の田中幹夫弁護士は、障害者・高齢者の権利擁護のため活躍してきた先輩です。原野が参加したサン・グループ障害者虐待事件で、弁護団長をつとめられました。
弁護団活動の合間に、たびたび、田中弁護士の少年時代の戦争体験を聞く機会がありました。大好きだった小学校の先生が出征し、戦死したこと。中学校1年生で福井空襲に遭い、敗戦を経験したこと。
「その話、私たちだけではなくて、みんなに伝わるように残して下さい」と思わず頼んだことがありました。
田中弁護士は、数年前に、戦争体験を「いくさの少年期」と題して出版されました。この本を原作として、このたび、絵本と紙芝居「ぼくが子どものころ戦争があった」ができました。大阪法律事務所の平和本棚にも加えました。
今も世界のあちこちで戦争が続いています。戦争体験を風化させず伝えていくことは、現在と未来への課題です。少年の目からみた戦争の経験が、多くの人に伝わることを願っています。