コラム

コロナ禍とAI

2022.05.10

最近、新聞雑誌やテレビなどでAI (人工知能)やICT(情報通信技術) とい葉を目にする機会が増えまし た。とりわけ、コロナ禍によりリモートワーク(在勤務)が推奨されたことから、働の面に一気にこれらの導入が進みつつります。 

AIやICTは確かに便利なツールです。しかし、これを手しで迎してよいのでしょうか。私は、昨年、AIやICTの導入が労働法実務にどう影響するかを考察する論文の執筆を 依頼されたのを機に、少し勉強してました。そわかたことは、 AIはしょせん人の書いたプログラムに過ぎないこと。そし、いかなるプ ログラマーも社会に存在する見から逃れることはできず、AIはその偏見をそのまま拡大再生産してしまうので、これに判断を委ねるのは危険であること。また、AIはビッグデータ収集のために個人のプライバシーを丸裸にしてしまう恐れがあり、その歯止めが要でること。のほか、これは誰もが実感していることですが、リモートで人と人との間のコミニケーションを図るのには限界があり、やはりリアルに対面してのやりとりが重要であるとなどでした。 

進展には必ず功罪があります。その罪」の部分を解明し警鐘を鳴らすのは弁護士の重要な社会的役割です。