問い 長年住んでいた借家から転居することになりましたが、家主さんから原状回復をするよう求められました。何をすれば良いのでしょうか。 答え 転居によって建物の賃貸借契約が終了すると、借主には原状回復をす …続きを読む
皆さんは昨年11月から放送が始まったNHKの朝の連続ドラマ「カムカム エヴリバディ」はご覧になられていますか。
主人公の橘安子(上白石萌音)の夫となる雉真稔(松村北斗)が入学する大阪商科大学は、現在の大阪市立大学の前身の大学です。
私は2016年からこれまで5年間、大阪市立大学の法科大学院で刑事実務の授業を担当しています。
大学はJR阪和線の杉本町駅にありますが、ドラマでは安子は稔を訪ねて難和電鐵杉川町驛に降り立つ設定となっています。稔が被っている学帽も実際の大阪商科大学のものをモデルに作られ、帽章にも大阪市の市章である澪つくしが使われています。
その大阪市立大学も、今年の4月からは大阪府立大学と統合されて、大阪公立大学としてスタートを切ることとなりました。
入学生定員数では国公立大学で全国3位の大きな大学となりますが、それが大阪維新がいう二重行政の解消の成果というのは間違いでしょう。大切なことは学びたい者が誰でも学ぶことができる開かれた大学になることです。 しかし、現実は学費の改訂など逆の方向に進んでいます。歴史ある大阪市立大学の伝統をきちんと受け継ぐことが 大切であると考えています。