問い 私はギャンブルにはまって、借金をしました。1年前にギャンブルから手を引きましたが、その後も返済のために借金をするなど、毎月の返済額は減るどころか増えるばかりです。自己破産して、借金を払わなくても …続きを読む
2016年1月15日の未明に、長野県の軽井沢町でスキーバスが道路から転落し、乗客15名、乗員2名が死亡する事故が起こりました。
亡くなった乗客の全員がスキー場に向かう大学生でした。
事故の直接の原因は下り坂での速度超過でしたが、事故を起こした運転手は大型バスの運転が不慣れで、クラッチ操作で急に低速ギアに入れようとしてニュートラルになり、エンジンブレーキで減速できず、フットブレーキだけで減速しきれずに事故に至りました。
事故のご遺族らは、再びこのような事故が起こる事がないようにと、 国土交通省や警察庁などと意見交換を繰り返し行ってきました。その結果、バス運転士の雇用時における適性検査や実技訓練の義務づけや車体強度確保の義務化等が制度化され、現在もさらに大型免許の条件などについての意見交換が続いています。
そして、本年1月21日、事故5年を経過してようやく、バス運行会社の社長と運行管理者が管理不十分の責任を問われて長野地裁に起訴されました。
運転手が大型バスの運転に不慣れで、夜間に冬季の峠道を長時間運転すれば死傷事故を起こす可能性があるのを十分に予見できたのに、必要な訓練などを実施せずに運転業務に従事させて、事故を起こしたとしての起訴でした。
ご遺族は、その刑事裁判に被害者参加をして、裁判の進行をその眼で確認していく覚悟です。私もご遺族らの代理人として寄り添い、裁判に出席する予定です。