谷町だより

ニュースでふりかえる 大阪法律事務所の歴史⑩

2020.01.14

長らく連載してきた大阪法律事務所の歴史シリーズも、今回で完結です。

 

B型肝炎被害者救済をめざして

予防接種時に注射器の使い回しなどからB型肝炎に罹患した患者の救済でも、

当事務所の長野、藤井、岩佐弁護士が重要な役割を果たしました。

国との交渉で解決ルールが作られ、B型肝炎患者が該当する時期に予防接種を受けたことの立証ができれば救済が得られます。

時限立法で期限が決められているので、弁護団としては被害の掘り起こしに力を入れています。

 

 

「忖度」政治をただすために

政治と行政を私物化する安倍政権。

そのキーワード「忖度」を世の中に広めたのが、国有地がタダに近い値段で売られたという森友学園事件でした。

これを解明するために岩佐弁護士らが刑事告訴などに取り組んだ成果は、

辰巳孝太郎参議院議員インタビューでも触れられています(8号、2018年)。

 

 

これからも地域とともに 

このように、当事務所は、それぞれの時代ごとに、社会そして地域の課題に正面から取り組んできました。

歳月の流れは速く、所員も入れ替わって行きますが、地域の人権・平和・民主主義の課題に果敢に取り組む当事務所の姿勢は一貫しています。

そうした「大阪法律事務所魂」を次代に引き継ぐべく、所員一同これからも奮闘する所存です。

これからもよろしくお願いいたします。