谷町だより

ニュースでふりかえる 大阪法律事務所の歴史①

2019.09.30

 

大阪法律事務所ニュースは、おかげさまで今年の夏に100号を迎えることができました。

創刊以来53年にわたり、事務所が取り組む課題やその時々の所員の想いを地域の皆様にお届けしてきました。

そこで、事務所のこれまでの歩みを大阪法律事務所ニュースで振り返ります。

 

 

事務所ニュースの草創期

 

大阪法律事務所ニュースは、当事務所がまだ加藤充法律事務所と名乗っていた1966年7月に創刊されました。

当初は新聞紙面を模したタブロイド判で、最初の特集記事は小選挙区制度。

「2割の得票で8割の議席を獲得できる」この制度が、後に「政治改革」と称して導入され、それが今日の安倍一強体制をもたらしたことはご承知のとおりです。

当初、事務所ニュースは毎月のように発行されていました。

まだ、パソコンはおろか、ワープロすらなく、手書き原稿を印刷所に送って活字を拾って版を組んでもらっていた時代です。

当時の事務所の先達の力の入れようが分かります。

1970年、寺沢弁護士が入所。

この頃は若き寺沢弁護士が関わった吉田鉄工事件(5号、1975年)、大阪工作所事件(3号、1977年)などの著名な労働事件の勝利報告が相次いでいます。