憲法の扉

憲法ミュージカル「憲法のレシピ」

2018.09.27

今年も大阪憲法ミュージカルを観劇してきました。
演目は「憲法のレシピ」。
昨年、一昨年の「無音のレクイエム」の後日談です。

舞台は終戦直後の昭和21年、大阪天王寺界隈の闇市です。
戦争によって家を失った人、家族を失った人、身体の一部を失った人、
大人も子どもも少ない物資を分け合い、支え合って明るく生きています。

そんな中、大日本帝国憲法が改正されるという噂が、彼ら市民にも伝わってきました。
戦時中、国の命令で嘘の情報を報道させられていた新聞記者、
当たり前であるかのように権利を踏みにじられ、「女に生まれたくなかった」と嘆く売春婦、
腕や脚、聴力や視力を失い、家族にも見捨てられてしまった傷痍軍人。
国民主権!男女平等!戦争放棄!
彼らの思いが新しい憲法に託されます。

私が観劇した9月16日昼の部(11時開演)は、当日券も出せなくなるほど満員だったとのことです。
憲法について「まずは知ろう!」という劇中の台詞が、多くの方の心に響いているといいなと思います。