2024.03.10
ノーモア・ミナマタ第2次近畿国賠訴訟は、提訴から9年、2023年9月27日に、大阪地方裁判所で、原告128 人全員について水俣病であると認め、被告企業チッソと、被告国、熊本県に対し、損害賠償を命ずる原 …続きを読む
「えっ、水俣病って、まだ裁判しているんですか」というのが、大方の反応です。でも、公式発見から61年、水俣病は、終わっていません。
チッソが水俣湾に汚染水を流し、国がきちっとした規制も調査もしないままであったことで、被害は不知火海に広がり、被害者は救済されないままで取り残されています。被害者は、手足のしびれや感覚の障害などの症状に苦しみ、老後の不安におびえています。
不知火海沿岸で育ち、就職などで近畿圏に出てきた水俣病の患者さんたちが大阪地裁で裁判を闘っています。原告は100名を超え、熊本地裁、東京地裁を加えると原告数は1200名に達しています。