2024年4月1日から、相続登記申請が義務化となりました。その内容は、相続人は、不動産(土地・建物)を相続で取得したことを知った日から3年以内に、相続登記を法務局へ申請しなければならないというものです …続きを読む
問い
足を怪我したので医師に手術をしてもらったのですが、期待に反して後遺障害が残り、歩けなくなってしまいました。医師が失敗したのであれば損害賠償をしてもらいたいと思うのですが、どうやって判断すれば良いのでしょうか?
答え
医療を受けた後に、期待に反する結果が生じたとしても、医師の責任が直ちに認められるわけではなく、損害を賠償してもらえるとは限りません。
損害を賠償してもらうためには、まずは医師に過失が認められる必要がありますが、過失が認められるのは、単に期待通りの結果が生じなかったというだけでは足りず、医師の行なった医療行為が医療水準に反する場合だけです。
しかし、医療水準を探るのは難しく、多くの場合は、診療録等の医療記録を精査し、事実関係を整理し、問題点を抽出した上で、その分野の専門家(専門医)の意見を聞く必要がありますが、それは、医療事故の解決に手慣れていて、意見を求められる専門医とつなぐことのできる弁護士でないとできません。
ですから、医療事故だと思ったら、まずは医療記録を入手した上で、当事務所へ相談されることをお勧めします。
なお、弁護士が医療機関から直接医療記録を取り寄せたり、裁判所を通じて医療記録を提出させることもできますので、医療記録を取り寄せる前に弁護士に相談しても構いません。