2024年4月1日から、相続登記申請が義務化となりました。その内容は、相続人は、不動産(土地・建物)を相続で取得したことを知った日から3年以内に、相続登記を法務局へ申請しなければならないというものです …続きを読む
問い 5年前に夫と離婚し、息子と2人で生活しています。元夫から養育費として毎月2万円を受け取り生活してきましたが、今年の4月から息子が私立高校へ進学したため、お金がかかり生活が大変です。養育費の増額を求めることは可能でしょうか。
答え 養育費の金額は、離婚時に、妻と夫の当事者双方で合意して決めたものですので、簡単に増額・減額をすることはできません。
もっとも、合意後の経済的事情が大きく変更したような場合には、子どもの生活のために、養育費の増額や減額を求めることができます。例えば、子供が重い病気やケガを負って高額の医療費が必要になった場合、親権者の収入が大幅に減少した場合などです。
子どもの進学によって教育費が思いのほか増額したような場合にも、養育費の増額を求めることができる可能性があります。
増額を求める場合、まずは元夫と話し合いをして、事情を説明し、増額を求めることが考えられます。話し合いに応じてもらえない、話し合いでは決着がつかないような場合は、家庭裁判所に養育費増額の調停や審判を申し立てることとなります。
各家庭の経済事情や事情変更の度合いなど、具体的事情によるところが大きいので、一度、弁護士までご相談ください。