2026.05.11
ある日60歳を越えた女性から相談をうけた。「夫は5年ほど前に死亡し、夫名義の自宅の土地建物に1人で住んでいる。夫は私とは再婚で、若いときに離婚した先妻さんとの間に男の子がいて養育費は未払いもあると聞い …続きを読む
1984年当時に「1984年が来た!」と騒がれていた小説。当時中学生の私は難しい本と決めつけていました。それから30年余り。新訳で再び読まれているとのこと。
描かれた世界は、旧ソ連や北朝鮮であるかもしれませんが、現在の日本にも当てはまるところがあります。過去を書き換える、人々から思考と言葉を奪って行く、労働階級は人として扱われない。監視社会で誰を信じればいいのか分からない。
しかし作者は、差別された労働階級の姿に、希望の片鱗を埋め込むことを忘れていないようにも読めます。
作者オーウェルは1903年生まれ、1949年にこの作品を発表し、1950年没しています。現実の1984年を、2017年を見ることができたら、何と言ったでしょうか。
