谷町だより

中労委セミナーでパネリストをつとめてきました

2016.03.03

2月23日、同志社大学にて、中労委(中央労働委員会)西日本地方事務所主催の「第3回労使関係セミナー」のパネリストをつとめてきました。
 
中労委といえば、普通は労働組合の不当労働行為救済事件をイメージしますが、多くの県労委では、解雇やパワハラなどの個別労働紛争事件も取り扱えることになっています。もっとも、同じ厚労省管轄下の労働局のあっせん手続きは盛況なのに、こちらの事件数は少なく、これを拡大したいというのがセミナー開催の動機のようです。
 
さて、当日のテーマは、2012年に改正された労働契約法でもうけられた、有期雇用の無期転換権(18条)、雇止め法理(19条)、不合理な差別禁止(20条)。土田道夫・同志社大教授の解説のあと、具体的な事例を元に、労働者側の弁護士(私)と使用者側の弁護士が壇上でバトルを繰り広げるという趣向でした。期待に違わず、熱い戦いが展開できたと思います。